ミニ四駆の可変ダウンスラストローラーの有効性
可変ダウンスラストローラーの有効性
最近ではほとんど見かけなくなりましたが、可変ダウンスラストローラーを覚えているでしょうか^^;
まだスーパー1シャーシが主流だったころ、ワンウェイホイールと合わせて、夢パーツと呼ばれていたものです。初期のロッドはプラスチックでしたが、現在販売されているものはアルミ製に変更され、強度が上がっています。今回はこの可変ダウンスラストローラーの効果と有効性についてまとめてみたいと思います。
可変ダウンスラストローラーの効果
可変ダウンスラストローラーはフロントバンパーに取り付けるローラーの一種で、走行中にローラーのスラスト角を増減することによって車体を安定させるパーツです。
これを取り付けると、連続カーブのセクションでコースアウトをしなくなり、直線では、スラスト角(ローラーの角度)が減るので、トップスピードを伸ばすことができると言われています。現在のロッドはアルミ製で重いので、実際は、トップスピードが伸びる効果はかなり薄いです。
メリットとデメリット
メリット
- スラスト角を変化させることにより、トップスピードを維持しつつ、安全にコーナーをクリアできる。
- スーパー1シャーシの剛性アップに効果がある。
- つけている人があまりいないので、結構目立つ
デメリット
- 減速効果が激しい
- 取り付けると前が重くなり、ジャンプの姿勢が不安定になる
- スーパー1シャーシの根本的弱点であるフレーム割れには対処できない
- 取り付けられるシャーシが少ない
- プラスチック製の初期ロッドだとすぐに割れてしまう
・・・デメリットがかなり上回っていますね^^;
可変ダウンスラストローラーは使えるのか
上記で上げたように、どちらかというとメリットよりデメリットが多いパーツです。ただ、ローラーを低摩擦プラローラーなどに変えることにより、減速を多少抑えることができます。
また、ローラー幅を大きくするための加工素材として使われることもあります。
【このパーツはどんなことに向いているのか】
- ウルトラダッシュなど、超高回転型のモーターを使用し、コースアウトが多くなってきた方
- とにかくスピードはいいから目立ちたいという方。
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ミニ4駆グレードアップパーツ No.176 アルミ可変ダウンスラストローラー タミヤ |
ものすごく使い方が制限されるパーツです。基本的には競技に使えないので、初心者の方にはあまりお勧めしません^^;
ただ、プラズマや、ウルトラダッシュを使っている方にはとても効果があるので、気が向いたときにでも試してみてはいかがでしょうか。